小百合さんが、「こんなのがあるんですって。行こう」と市の広報を差し出した。
催し・講座のページに、次のように案内が載っている。
まちなか産直市
時 毎月第4土曜日午前9時30分
場 碧海信用金庫本店前(御幸本町)
内 地元で取れた野菜の販売や伝統料理の紹介、ガーデニング教室など
問 農務課
小百合さんは、伝統料理という言葉に惹かれたようだ。
たくさんの露天が並んで、どこかの朝市のようだと面白いと思って出かけた。
ところが、会場では、テーブルが5,6脚あって、その上に野菜が並んでいるだけ。
花は、マリーゴールドなど4,5種類の鉢物があるだけだ。
とりあえず、小百合さんは、大根、インゲンなど買って、代金を支払った。
そして、恐る恐る、「伝統料理は、どこで紹介してるんですか?」と尋ねた。
返事は、「質問があったら、お答えするようになっています」という。
伝統料理を口にできるかもと思ったりしていたが、残念だった。
でも、粗品にベゴニアをもらって帰り、鉢に移し替えてやったら、現金にもラッキーと思えたので不思議だ。
まちなか産直市が、活性化して、成長するのを楽しみにしたい。