あるお母さんが、カレンダーを見たら”弁当”と書いてあって驚いた。
娘が遠足で、お弁当を作らなければいけないのを、すっかり忘れていた。
大慌てで、コンビニで出来合いのものを買って、お弁当にした。
そのお母さんは、娘に「忘れて、ごめん、ごめん」と詫びたという。
ラジオの投書でのことだ。
紹介した男のアナウンサーは、「別に詫びることまではないでしょう」と言う。
相方の矢野きよ実さんは、「そりゃぁ、やっぱり、ごめん、ごめんだよ」と反論した。
子供の遠足にお母さんが、お弁当を忘れていたのは、やはり、「ごめん、ごめん」だと思う。
女性が社会に出て、働くようになったのは、いいことだと思う。
それは、自分自身のためでもあるが、きっと、家族のためでもあるはず。
収入を得ることは、大事なことだ。
が、それと同じか、それ以上に大切なのが、家族の食事だと思っている。
今の時代は、コンビニ、スーパーに行けば、惣菜は簡単に揃う。
食卓を、それらで飾ることも可能だ。
しかし、それでお母さんの愛情が子供に伝わるかは、おおいに疑問がある。
「ごめん、ごめん」というお母さんに、愛情の深さを感じる。