一日千回のマントラを数えるため、百均で購入したカウンター。
”嬉しい、楽しい、幸せだ。ついてる、ついてる、ありがとん”と、唱えるたびにカウンターを押す。
軽いタッチで押せるのだが、時々重くて気になる。
『まぁ、百均だからな』くらいに考えていた。
それでも、毎日のことだから気になってしかたない。
重い理由が、昨日分かった。
”重い”と思ったときにカウンターを見ると、1の位の数字が「0」になっている。
このときは、10の位と1の位の2桁の数字が動いていたのだ。
だから、100回に1回は、3桁の数字が動くため、さらに重くなるわけ。
そして、1000回に1回は、4桁だから、壊れてしまうのではないかと思うほど重くなる。
重いカウンターは、その重さに想いを乗せていることで、うれしさに変わった。
さあ、今日も、1000回カウンターを押し、壊れてしまいそうな重さを味わいたい。