吉良町の喫茶店に入った。
木をふんだんに使ってあるお店で、『なかなか、いい雰囲気だ』と思いながら、目を天井に移す。
すると、そこに"TOILET"と書かれたドアがある。
しかも、階段は3段だけで、まるで空中トイレだ。
『あれ、もしトイレに行きたくなったら、どうしたらいいのだろう』と、ふと心配になった。
座っていた人が、立ち上がって歩き始めた。
その先のドアを開けると、そこにも"TOILET"の表示が。
やはり、本物のトイレは、ちゃんと1階にあったのだ。
お店を出る時、どうして空中トイレがあるのか、マスターに尋ねた。
「シャレですよ」と、一言だけの返事。
初めて観た空中トイレは、マスターと同じように面白かった。